特定技能1号の受入れ上限・在留者数|分野別人数ランキングと採用前確認【2026年】

外食業の審査情報:2026年10月19日公表・10月21日反映。

特定技能1号の受入れ上限・在留者数|分野別人数ランキングと採用前確認【2026年】

試験に合格し、企業の受入要件を満たしていても、分野別の人数管理によってCOE・在留資格変更や就労開始時期に影響することがあります。候補者を決める前に、対象分野と申請ルートの現在の取扱いを確認しましょう。

最終確認日:2026年10月21日/人数:2026年7月末速報(10月6日更新)/外食業審査状況:10月19日掲載

1.全19分野の受入れ見込数と在留者数

出入国在留管理庁が10月6日に更新した7月末速報では、特定技能1号の在留者数は432,016人です。受入れ見込数の合計805,700人は、現在の人数に追加して採用できる枠ではありません。特定技能2号、技能実習、移行準備の特定活動の人数をこの表へ加算しないでください。

特定技能1号・2026年7月末速報/10月6日更新
分野受入れ見込数在留者数上限との差(参考)充足率
介護126,90081,43645,46464.2%
ビルクリーニング32,20010,51421,68632.7%
リネンサプライ4,30034,2970.1%
工業製品製造業199,50063,032136,46831.6%
建設76,00052,36623,63468.9%
造船・舶用工業23,40011,69311,70750.0%
自動車整備9,4005,3324,06856.7%
航空4,9002,8232,07757.6%
宿泊14,8002,77112,02918.7%
自動車運送業22,10070321,3973.2%
鉄道2,900732,8272.5%
物流倉庫11,400———
農業73,30044,95228,34861.3%
漁業14,8004,9889,81233.7%
飲食料品製造業133,500101,92231,57876.3%
外食業50,00049,29071098.6%
林業900198812.1%
木材産業4,500994,4012.2%
資源循環900———
公式合計805,700432,016373,68453.6%

出典:入管庁「特定技能1号の受入れ見込数及び在留者数について」。充足率=在留者数÷受入れ見込数×100、小数第1位。「上限との差」は当事務所による参考計算であり、本日時点の残枠や新規COEの交付可能人数ではありません。リネンサプライは3人です。物流倉庫・資源循環は公式在留者数欄が「―」のため、ゼロとせず差・率を算出していません。合計差も公式合計同士の参考計算です。

2.人数ランキングと上限への接近度は違う

在留者数の多い順は、飲食料品製造業101,922人、介護81,436人、工業製品製造業63,032人、建設52,366人、外食業49,290人、農業44,952人です。人数の順位であり、人気投票ではありません。

充足率上位は、外食業98.6%、飲食料品製造業76.3%、建設68.9%、介護64.2%、農業61.3%です。航空57.6%、自動車整備56.7%です。これらは7月末時点の参考値であり、本日の残枠、停止予告又は許可可能数ではありません。比較の目安と行政の停止基準を混同せず、将来の停止分野や停止日を断定しないでください。

3.受入れ見込数は単なる目標ではない

政府の基本方針では、大きな経済情勢の変化が生じない限り、受入れ見込数を上限として運用します。管理は制度別・分野別の在留者数を基に行われます。全体に差があっても、外食業など個別分野の制限を回避できるわけではありません。

現在の見込数は2026年1月23日に閣議決定され、終期は2029年3月です。既存分野の1号は2024年度から2028年度末まで、物流倉庫の1号は2026年度から同年度末までの3年間です。毎年リセットされる枠ではなく、本人の通算在留期間5年とも別です。

全国の分野枠と、介護・建設等の企業・事業所単位の受入人数要件も区別してください。枠に余裕があっても、職務・報酬・支援等の個別要件を満たさなければ許可は保証されません。

4.外食業:COE・変更・転職・更新を分ける

外食業の7月末速報は49,290人/50,000人です。差の710人を、これから海外採用できる人数と解釈しないでください。以下は10月19日掲載の公式審査状況です。

  • 停止前受理のCOE:変更申請を優先し、月ごとの在留者数を踏まえ交付可能な場合に受付日順で順次交付。現在の到達点は2月6日受付分までです。後続申請の交付時期は確約されていません。
  • 4月13日以降受理の新規COE:原則不交付です。限定順次交付は全面再開ではありません。
  • 技能実習からの変更:医療・福祉施設給食製造作業からの変更は9月30日受付分まで。技能実習全般の例外ではありません。
  • 特定活動からの変更:外食業の特定技能1号移行準備からの変更は9月30日受付分まで。
  • その他の資格からの変更:4月12日受付分まで。4月13日以降受理は原則不許可です。
  • 外食業1号内での転職:全申請を通常審査。新勤務先等の要件の確認は必要です。
  • 在留期間更新:通常審査。自動許可ではありません。

停止中でも補正・追加資料を求められる場合があります。書類状況や在留期限で順番が前後する場合があります。在留期限が先に到来する見込みの案件では、特定活動への申請内容変更申出を案内する場合があり、当該特定活動の更新は1回限りです。実際の申請と入管の案内を個別に確認してください。技能実習計画修了後は稼働できず、変更申請は就労開始予定日の2か月以上前が案内されています。入管庁の審査状況と留意事項を優先してください。

Restaurant kitchen staff working together in a busy kitchen
外食業は分かりやすく人気の高い分野ですが、受入れ上限の運用に特に注意が必要です。

5.人気分野でも企業・本人の適合性を確認

飲食料品製造業は工場・加工食品等の受入先が広く、技能実習からの移行も考えられます。ただし、接客や販売中心の職務を製造業とすることはできません。飲食料品製造業と外食業の違いを確認してください。

介護は日本語力・本人の適性・施設の教育体制、建設は業務区分・受入計画等が重要です。工業製品製造業・農業も実際の業務と要件の照合が必要です。

Caregiver assisting a wheelchair user outdoors
介護分野では、人数だけでなく、本人の日本語力・適性・施設側の教育体制を確認することが重要です。

宿泊18.7%、工業製品製造業31.6%、自動車運送業3.2%、鉄道2.5%という充足率だけで採用の容易さは判断できません。新分野も方針の決定、告示等の施行、試験、実際の受入開始を区別してください。

6.企業が候補者を決める前の14項目

  1. 対象分野・業務区分と実際の職務
  2. 最新の受入れ見込数と対象期間
  3. 在留者数の集計基準日
  4. 充足率と参考差の意味
  5. COE停止・限定運用と受付日
  6. 現資格と変更ルートの制限・例外
  7. 更新への影響と通算在留期間
  8. 分野別協議会の要件・加入時期
  9. 技能・日本語試験、免除、試験実施状況
  10. 日本人と同等以上の報酬と説明資料
  11. 勤務時間・職務・雇用契約・法令遵守
  12. 自社支援又は委託の体制・記録
  13. 国籍別の送出国手続
  14. 在留期限・入国・採用予定時期

本人・勤務先・提出資料・最新の審査運用の4視点で確認します。試験合格と企業要件がそろっても人数管理が時期に影響し、人数に余裕があっても個別許可を保証しません。

7.育成就労の人数枠との関係

育成就労は426,200人、特定技能1号は805,700人という見込数で、制度別・分野別に管理されます。合計1,231,900人は現在の人数への上乗せ枠ではありません。育成就労は2027年4月の制度開始から2029年3月までが対象です。育成就労の残枠を1号へ自由に流用することもできません。

例として物流倉庫は1号11,400人・育成就労6,900人です。詳細な準備は育成就労の施行日前申請をご覧ください。

10月19日の分野別方針改正案は決定済みですか?

会議資料では政府案として提示されています。介護は1号126,900人から146,900人、育成就労33,800人から13,800人へ再配分し、合計160,700人を維持する案です。航空も1号4,900人から4,600人、育成就労300人への配分案があります。これらを現行上限表へ置き換えていません。給食業務の移管も令和9年度の新規申請分を対象とする案であり、正式決定・施行・経過措置を確認する必要があります。第15回有識者会議の公式資料

8.よくある質問

枠が残っていれば許可されますか?

いいえ。本人・企業・職務・支援等の要件と最新の行政運用の確認が必要です。

外食業の海外採用は全面再開しましたか?

いいえ。停止前受理分の順次交付と、4月13日以降受理の新規COE不交付を分けて確認します。

外食業への変更や会社間転職はできますか?

現資格と正式受付日によって異なります。外食業1号内の同分野転職は通常審査ですが、他資格からの変更は制限と例外があります。

上限を超えると更新もすべて不許可になりますか?

そのような取扱いではありません。更新は人数の増加要因にならず原則通常審査です。外食業も現在は通常審査です。

次に止まる分野はどこですか?

公式発表がない将来の停止分野・日は断定できません。充足率は比較であり停止予告ではありません。

人数枠は毎年リセットされますか?

いいえ。分野別方針の対象期間と見直しの仕組みに従います。

公式資料

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対象分野、候補者の現資格、採用予定時期、雇用条件、支援体制を確認し、最新の人数管理とCOE・変更の運用を踏まえて準備を整理します。詳細な資料評価や個別判断は有料相談又は正式受任の対象です。問い合わせだけで診断結果・料金・予約が確定することはありません。