入管手数料の国際比較2026|値上げ後の許可時納付と不許可時の負担
2026年9月6日更新
値上げ後の入管手数料を国際比較:許可時納付と不許可時の負担
永住20万円・期間別更新料金は確定しました。日本の負担は大きくなりますが、「いつ払うか」「不許可でも失うか」「家族や雇用主に何が必要か」をそろえて比較する必要があります。
1.確定した日本の料金と経過措置
在留許可手数料は2026年10月1日以降に受付された申請から次の確定額となります。9月30日までの受付分は、許可が10月以降でも旧料金(変更・更新は窓口6,000円、オンライン5,500円、永住10,000円)です。
変更・更新は希望した期間ではなく、実際に許可された在留期間で決まります。政府手数料は当事務所報酬とは別に、原則として許可時に納付します。
| 許可された期間 | 窓口 | オンライン政府手数料 | 決済手数料 | オンライン合計 |
|---|---|---|---|---|
| 3か月以下 | 10,000円 | 10,000円 | 330円 | 10,330円 |
| 3か月超6か月以下 | 18,000円 | 15,000円 | 330円 | 15,330円 |
| 6か月超1年未満 | 25,000円 | 21,000円 | 330円 | 21,330円 |
| 1年 | 33,000円 | 27,000円 | 330円 | 27,330円 |
| 1年超3年未満 | 48,000円 | 42,000円 | 330円 | 42,330円 |
| 3年以上5年未満 | 64,000円 | 56,000円 | 550円 | 56,550円 |
| 5年以上 | 75,000円 | 65,000円 | 550円 | 65,550円 |
永住許可は200,000円です。既に永住者である方の在留カード有効期間更新は別手続で、通常の有効期間更新手数料は無料です。
オンライン決済手数料・納付方法(9月6日確認)
掲載したオンライン金額には、政府手数料に加えて必要な決済手数料と、その合計を表示しています。10月1日以降受付のオンライン申請はコンビニ決済又は銀行決済です。収入印紙、クレジットカード及びQRコード決済は利用できません。正規の決済案内メールは no-reply@service-dgft.com から送信されます。
9月30日までに受付されたオンライン申請は、許可が10月以降でも旧料金・収入印紙納付です。窓口申請も引き続き収入印紙です。減額対象の疎明資料を提出する場合は窓口申請が必要で、オンラインでは申請できません。
再入国許可・就労資格証明書のオンライン政府手数料は据置きですが、10月1日以降受付分は決済手数料220円が別途必要です。合計は1回再入国3,720円、数次再入国6,720円、就労資格証明書1,820円です。
これらは当事務所報酬・Stripe決済とは別の制度です。詳しい決済操作及び減額の疎明資料は、今後の公式案内も確認してください。
公式料金改定 / 公式オンライン納付案内 / 減額制度
確定料金・経過措置・減額制度の詳しい解説 / 行政書士報酬と政府手数料の正本料金表
2.申請料・許可料・返金対象を分けて比較する
以下は2026年9月6日に公式情報を確認した代表例です。手続範囲が異なるため、国全体の高低順位は付けません。外国の就労査証、国内更新、永住許可の金額を混同せず、現地通貨で比較条件を明記します。
| 国・対象手続 | 支払時点と代表額 | 不許可・取下げ時に分ける費用 |
|---|---|---|
| 日本・変更/更新/永住 | 原則許可時。新料金の1年更新は窓口33,000円/オンライン総額27,330円。永住200,000円 | 不許可では当該許可手数料の納付は生じません。専門家報酬、翻訳・証明書等の既発生費用は別です。 |
| 米国・非移民査証 | 申請処理料185米ドル又は対象となる申立て付き区分205米ドル | 国務省の申請処理料は返金不可。USCIS手続や追加発給料まで含めた総額ではありません。 |
| 英国・通常就労 | 申請時。国外3年以下819ポンド、3年超1,618ポンド等。通常IHS年1,035ポンドが別 | 不許可では申請料は通常返金されませんが、IHSは返金対象です。支払総額と最終的に失う額は異なります。 |
| カナダ・経済移民永住 | 処理料990加ドル。永住権料RPRF600加ドルは許可後・永住者となる前に必要で、申請時の前払いも可能 | 処理開始後の処理料と、拒否・取下げで返金されるRPRFを区別します。一般就労許可は155加ドルで、追加費用は条件別です。 |
| 豪州・482/189 | 申請に伴う基本額4,015/6,135豪ドル。追加料金や該当する第2回納付は別 | 不許可・取下げでも申請料は通常返金されません。限定された返金事由は公式規則によります。 |
| ドイツ・在留/定住許可 | 一般在留発給100ユーロ、延長93/96ユーロ、一般定住113ユーロ。§49に申請処理料の定めがあります | 許可された場合だけの課金ではありません。実質審査開始前の取下げ等には例外があり、一律「全額返金なし」とまとめません。 |
3.値上げ後の日本は高いのか、安いのか
日本の永住許可200,000円は旧額10,000円の20倍です。1年の更新は窓口33,000円で旧額の5.5倍、オンラインは決済手数料込み27,330円で旧額5,500円の約4.97倍になります。従来の「政府手数料が非常に安い」という説明をそのまま残すことは適切ではありません。
一方、外国には医療負担金や雇用主側費用を合わせて支払う制度、申請処理に着手すると返金されない制度があります。日本の許可手数料のみと、外国の全パッケージ費用を並べても高低は決まりません。日本では許可後に準備する資金が増えることと、不許可時に失う政府手数料が増えることは別です。
4.家族と企業は許可時の資金を準備する
家族4人の新規永住許可は800,000円です。各人1年の変更・更新なら窓口132,000円、オンライン109,320円です。減額の適用を前提にせず、許可期間別の想定額と最高額、本人・企業の負担範囲、支払時期を事前に共有してください。
1年許可を繰り返す場合と長期許可1回では累積費用も変わります。ただし許可期間は審査で決まり、長期許可を保証するものではありません。5年間の更新と海外料金の総費用比較も参照してください。
5.申請判断は費用と要件の両方から
本人、勤務先・受入機関、提出資料、最近の審査傾向を確認します。申請処理料を失わない制度でも、準備のやり直しや期限リスクは残ります。受付日の経過措置だけで申請可否を判断せず、要件と証拠がそろっているかを確認してください。
申請要件と費用計画を一緒に確認する
本人の在留状況、勤務先・受入機関、提出資料の整合性、最近の審査傾向を確認して申請時期を検討します。費用だけを理由に準備不足の申請を急がず、家族や雇用企業の負担も整理してください。
公式情報と返金規則
- Japan MOFA — visa fees from July 1, 2026
- U.S. Department of State — Fees for Visa Services
- GOV.UK — Skilled Worker costs
- Canada IRCC — current fees and RPRF refunds
- Australia Home Affairs — current visa pricing table
- Germany AufenthV §44 — settlement / §45 — residence permits
- European Commission — Schengen visa