高度専門職の年収要件引き上げへ|報道と現行制度、今確認したい3つのこと

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IMMIGRATION UPDATE · 2026年10月19日確認

高度専門職の年収要件引き上げへ|報道と現行制度、今確認したい3つのこと

ニュースを読んで不安になったときこそ、変更の方針、今の基準、これから確認する条件を分けて整理しましょう。

Hands reviewing documents during a consultation
書類確認のイメージ。映像素材から切り出した写真であり、当事務所の顧客・職員・実案件の資料ではありません。Felicity Tai/Pexels。
先に押さえたいこと

年収要件引き上げの「方針」が報じられています。本記事の確認範囲では、新基準額、適用日、申請中・在留中の方への経過措置は公式に確認できていません。報道を、施行済みの新ルールとして扱わないことが大切です。

動画で要点を確認

約51秒で、報道と現行制度、今の準備を整理します。

高度専門職の年収要件引上げ報道の解説動画をYouTubeで見る

1.今回、何が報じられたのか

2026年10月18日の時事通信は、出入国在留管理庁が高度専門職の最低年収要件を引き上げる方針を固め、年度内の省令改正を目指すと報じました。記事には、引き上げ後の具体的な金額は記載されていません。時事通信の記事(Yahoo!ニュース掲載)

「年度内の改正を目指す」という報道と、実際に公布される省令、その施行日・適用条件は分けて読む必要があります。改正内容が公表されたら、いつ、どの申請に、どの基準が適用されるのかを確認します。

2.現行の最低年収基準と70点は別の条件

高度人材ポイント制では、学歴、職歴、年収などの評価項目を合計します。ただし、ポイントが70点以上になったという自己計算だけで、許可が決まるわけではありません。

公式Q&AのQ12とポイント計算表では、高度専門・技術分野(1号ロ)と高度経営・管理分野(1号ハ)には、年収300万円以上の最低基準が示されています。他の項目で70点を超えても、この基準を満たさなければ認定されません。高度学術研究分野(1号イ)には、この最低年収基準はありません。入管庁公式Q&A・Q12/公式ポイント計算表

Separate checks for 70 points and the minimum annual salary requirement under the points system
ポイント制の専門・技術/経営・管理分野の確認イメージ。活動内容など、ほかの要件の確認も必要です。

また、ポイント制と特別高度人材制度(J-Skip)を混同しないようにしましょう。自分が使う制度と活動分野を先に特定すると、確認すべき条件が明確になります。

3.今、本人と勤務先が確認したいこと

本人:期限と手続の種類を整理する

在留カードの有効期限、予定している手続、転職の有無をまとめます。新規入国、在留資格の変更、更新などでは確認事項が異なります。報道だけから、現在の在留資格が失われる、更新できない、今すぐ申請すれば旧基準が保証される、とは判断できません。

勤務先:雇用条件と予定年収の根拠を確認する

雇用契約書、労働条件通知書、給与規程などの記載が一致しているかを確認します。賞与や手当などの扱いは、給与明細の合計だけで自己判断せず、公式Q&Aの報酬の説明と照合してください。入管庁公式Q&A・Q7~9

A person arranging supporting documents on an office desk
資料整理のイメージ。Cup of Couple/Pexels。写真の書類は実際の申請資料ではありません。

提出資料:ポイントと証拠を対応させる

学歴、職歴、日本語能力、年収、特別加算について、「計算した点数」と「その点数を説明する資料」を並べて確認します。希望する点数から逆算して事実を当てはめるのではなく、確認できる資料に基づいて計算することが出発点です。

審査・制度動向:変更点を資料で確認する

今後は、新基準額だけでなく、対象分野、適用開始日、申請済み案件の扱い、在留中の方への経過措置、ポイント配点の変更有無を確認する必要があります。これらは今回の報道だけでは確定できません。審査傾向についても、個別の体験談を全案件共通の取扱いへ広げず、公式資料と個別事情を照合します。

よくある疑問

年収300万円台なら、すぐに更新できなくなりますか?

今回確認した報道だけで、そのような結論は出せません。将来の改正内容と経過措置に加え、現在の在留資格、活動内容、更新時期などを確認する必要があります。

改正前に急いで申請すれば安心ですか?

申請日だけで適用基準が決まるとは限りません。新基準の適用条件が確認できない段階で、旧基準の適用を保証する案内はできません。在留期限の管理と資料の準備を進め、正式な公表内容に合わせて判断します。

永住申請にも同じ変更が適用されますか?

高度専門職の在留資格の認定と、永住許可の審査は分けて確認します。今回の報道だけから、永住申請の要件や過去時点のポイント計算の取扱いまで変わると断定することはできません。

自分の条件と資料を整理したい方へ

現在の在留資格、在留期限、予定している手続、勤務先と雇用条件をお知らせください。トミーズリーガルサービス行政書士事務所が、個別事情に応じた確認事項と準備の進め方をご案内します。

在留資格について問い合わせる

申請の可否や許可の見込みは、個別の事実・資料・適用基準によって異なります。

参照資料と確認範囲

情報確認日:2026年10月19日。報道・確認できた現行制度・今後の未確認事項を区別しています。制度の変更が公表された場合は、最新の公式資料で適用条件を確認してください。