JLPTの受け方|申込方法・試験当日・結果確認まで解説

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JLPTの受け方

日本語能力試験(JLPT)の申込方法、試験当日の流れ、結果確認までを、日本国内受験と海外受験に分けてわかりやすく解説します。

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この記事のポイント
日本国内受験 MyJLPT登録、申込、受験料支払い、受験票、結果確認の流れを確認します。
海外受験 国・地域ごとの現地実施機関と申込方法を確認する必要があります。
N4・N2の選び方 生活日本語、特定技能、就職、進学など目的に合わせてレベルを考えます。
在留資格との関係 JLPT合格だけで在留資格や就職が保証されるわけではありません。

1.JLPTとは

JLPTは、日本語を母語としない人の日本語能力を測定・認定する代表的な試験です。N1からN5までの5段階があり、学校、就職、在留資格申請の準備などで日本語能力を示す資料として使われることがあります。

ただし、JLPTに合格しただけで、在留資格の許可や就職が必ず認められるわけではありません。在留資格では、学歴、職歴、仕事内容、雇用契約、勤務先資料、経費支弁資料なども確認されます。

注意:この記事はJLPTの一般的な受験方法を説明するものです。最新の申込期間、受験料、持ち物、試験会場、結果発表日は、必ずJLPT公式サイト、JEES、又は現地実施機関の案内を確認してください。

2.JLPTはいつ実施されるか

JLPTは、通常、年2回実施されます。2026年は、第1回が7月5日(日)、第2回が12月6日(日)と案内されています。海外では、都市によって7月又は12月のどちらか一方のみ実施される場合があります。

レベル 目安 当事務所サイト内の関連ページ
N1 最上級。高度な読解・聴解が求められます。 進学・高度専門職・職場日本語で参考になる場合があります。
N2 就職、進学、職場日本語、顧客対応で意識されやすいレベルです。 JLPT N2ミニ模試
N3 N4とN2の間の中級レベルです。 将来、N3ミニ模試ページを作成する候補です。
N4 生活日本語、来日前準備、特定技能を目指す人の入口です。 JLPT N4ミニ模試
N5 初級の入口です。 ひらがな・カタカナ・基本語彙から始める段階です。
Person checking JLPT application information on a laptop
日本国内受験では、MyJLPT登録、申込、受験料支払い、結果確認をオンラインで行う流れになります。

3.日本国内でJLPTを受ける場合の流れ

日本国内で受験する場合は、JEESサイトで試験日を確認し、MyJLPTに登録したうえで、MyJLPTから申込と受験料支払いを行います。その後、受験票を受け取り、試験を受け、結果を確認します。

  1. JEESサイトで試験日と申込期間を確認する
  2. MyJLPTに登録する
  3. MyJLPTから受験レベルを選んで申し込む
  4. 受験料を支払う
  5. 受験票を受け取る
  6. 試験会場でJLPTを受ける
  7. MyJLPTで結果を確認する
実務上の注意:申込期間を過ぎると受験できません。また、会場の都合により、申込期間内でも受付が終了する可能性があります。受験を決めたら、早めに手続きを確認しましょう。

4.海外でJLPTを受ける場合の流れ

海外で受験する場合は、日本国内とは異なり、国・地域ごとの現地実施機関が申込方法を案内します。申込時期、支払方法、受験票の受け取り方、結果の受け取り方は、国・地域・都市によって異なる場合があります。

  1. 受験できる国・地域を確認する
  2. 試験都市と現地実施機関を確認する
  3. 現地実施機関の申込方法を確認する
  4. Test Guideを読む
  5. 現地の方法に従って申込・支払いをする
  6. 受験票を受け取る
  7. 試験を受ける
  8. 結果を受け取る
海外受験の注意:申込期間は都市により異なります。一般的な目安として、第1回は3月〜4月頃、第2回は8月〜9月頃とされていますが、必ず現地実施機関の最新案内を確認してください。

5.現在JLPTを受験できる主な国・地域

JLPTは日本国内だけでなく、海外の多くの国・地域でも実施されています。ただし、実施都市、実施月、申込期間、申込方法は国・地域・都市ごとに異なります。また、都市によっては7月のみ、12月のみ、又は一時停止・未定の場合があります。

重要:以下はJLPT公式サイトの海外実施都市一覧をもとにした国・地域の整理です。実際に受験できるかどうか、申込期間、実施レベル、会場、支払方法は、必ずJLPT公式サイト又は現地実施機関の最新案内を確認してください。
地域 受験できる主な国・地域
東アジア 韓国、中国、香港、マカオ、モンゴル、台湾
東南アジア インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス
南アジア インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディブ
オセアニア オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィジー
北米 カナダ、アメリカ
中南米 コスタリカ、メキシコ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア
西ヨーロッパ アイルランド、イタリア、イギリス、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー
東ヨーロッパ・中央アジア等 アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン、ジョージア、スロベニア、キルギス、セルビア、タジキスタン、チェコ、トルクメニスタン、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア
中東 アラブ首長国連邦、イスラエル、イラン、カタール、サウジアラビア、トルコ、ヨルダン
北アフリカ アルジェリア、エジプト、チュニジア、モロッコ
アフリカ ガーナ、ケニア、コートジボワール、コンゴ、セネガル、ベナン、マダガスカル、南アフリカ

海外受験では、「その国で実施されているか」だけでなく、「どの都市で実施されるか」「7月・12月のどちらで受験できるか」「N1〜N5のどのレベルが実施されるか」も確認が必要です。

6.試験時間とレベル選び

JLPTはレベルごとに試験時間が異なります。たとえば、2026年の案内では、N2は「言語知識・読解105分、聴解50分」、N4は「文字・語彙25分、文法・読解55分、聴解35分」とされています。

目的 考えやすいレベル 補足
日本での生活準備 N5〜N4 住所、病院、市役所、会社連絡などの基本表現が大切です。
特定技能を目指す人 N4又はJFT-Basicが意識されやすい 分野別技能試験、日本語試験、雇用契約、受入機関資料も重要です。
就職・転職・技人国 N2が意識されることがある ただし、技人国では日本語能力だけでなく、学歴・職歴・職務内容との整合性が重要です。
大学・専門学校への進学 N2、EJU、BJT、JPT等が関係する場合あり 各学校の募集要項と入管提出資料を分けて確認する必要があります。
無料ミニ模試

まず自分の日本語レベルを確認したい方へ

JLPT本番を受ける前に、現在の日本語レベルを簡単に確認したい方は、当事務所の無料ミニ模試をご利用ください。N4は初級・生活日本語向け、N2は就職・進学・職場日本語向けです。

Person checking test schedule and notes on a laptop
申込期間、受験票、本人確認書類、試験会場、結果確認の方法は、事前にチェックしておきましょう。

7.申込時の注意点

JLPTの申込では、申込期間、受験レベル、氏名、生年月日、顔写真、住所、受験地などを正しく確認することが大切です。申込内容に誤りがあると、受験や結果通知に影響する可能性があります。

  • 申込期間を過ぎていないか確認する
  • 受験するレベルを間違えない
  • 氏名、生年月日、住所を正しく入力する
  • 本人確認できる顔写真を使う
  • 受験票を必ず確認する
  • 試験会場までの交通手段を確認する
  • 海外受験では現地実施機関の案内を必ず読む

8.試験当日の持ち物と注意点

試験当日の持ち物は、年度、国・地域、会場により異なる場合があります。必ず受験票、公式案内、又は現地実施機関の案内を確認してください。

  • 受験票
  • 本人確認書類
  • 筆記用具
  • 時計
  • 試験会場までの交通費
  • 会場案内
注意:遅刻、本人確認書類の不備、受験票忘れなどがあると、受験できない可能性があります。試験前日までに、持ち物と会場を必ず確認しましょう。

9.結果確認と合格証明

日本国内受験では、MyJLPTにログインして結果を確認できます。全受験者にはScore Reportが発行され、合格者にはCertificate of Proficiencyが発行されます。海外受験では、結果は現地実施機関から受け取る流れになります。

在留資格申請や就職でJLPT結果を使う場合は、スコアレポート、合格認定証、提出先が求める書類の種類を事前に確認しましょう。

10.JLPTが関係する主な在留資格と目安レベル

JLPTは、在留資格申請において日本語能力を示す資料として使われることがあります。ただし、すべての在留資格でJLPTが必須になるわけではありません。また、多くの場合、JLPTだけでなく、JFT-Basic、BJT、EJU、JPT、J.TEST、日本語学習歴など、他の資料で代替できる場合があります。

重要:下表は「JLPTがそのまま全員に必須」という意味ではありません。実際には、在留資格、学校種別、申請人の経歴、技能実習修了歴、受入機関、提出資料により異なります。最新の要件は、入管庁、試験実施機関、学校、受入機関の案内を確認してください。
在留資格・場面 JLPTの目安レベル JLPTの位置づけ 注意点
特定技能1号 N4以上 日本語試験として、JLPT N4以上又はJFT-Basicなどが使われます。 分野別の技能試験も必要です。技能実習2号を良好に修了した場合など、技能試験・日本語試験が免除される場合があります。
特定技能1号・介護分野 N4以上が基本 一般的な日本語能力に加えて、介護分野では介護に関する日本語・技能の確認も重要になります。 介護分野は、通常の日本語能力だけでなく、介護技能評価試験や介護日本語評価試験など、分野固有の試験確認が必要です。
留学・日本語教育機関への入学 N5以上が目安 日本語教育機関へ入学する場合、日本語教育の参照枠A1相当以上の日本語能力確認として、JLPT N5以上などが使われます。 JLPT以外にも、BJT、J.TEST、NAT-TEST、JPTなど、入管庁が示す複数の試験・日本語学習歴で確認される場合があります。
留学・日本語教育機関修了後に大学・専門学校等へ進学する場合 N2以上が目安 日本語で授業を受ける高等教育機関へ進学する場合、N2以上の日本語能力が求められる場面があります。 学校の募集要項、授業言語、EJU、BJT、JPTなどの扱いも確認が必要です。N2があっても入学や留学ビザが保証されるわけではありません。
技術・人文知識・国際業務 一律の必須レベルなし JLPTは日本語能力を示す補強資料になることがありますが、技人国全体に一律のJLPT要件があるわけではありません。 翻訳・通訳、ホテル、顧客対応など、言語能力を用いる業務では、JLPT N2、BJT、職歴、学歴、職務内容との整合性が重要になる場合があります。
高度専門職ポイント制 N1又はN2が加点対象になる場合あり JLPT N1又はN2等が、日本語能力の加点資料として使われる場合があります。 高度専門職はポイント制です。学歴、職歴、年収、研究実績など他の項目も含めて総合的に判断されます。
身分系在留資格(日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者など) 一律の必須レベルなし 通常、JLPT合格は在留資格の必須要件ではありません。 身分関係、婚姻実態、扶養状況、生活基盤、素行、在留状況などが中心になります。

このように、JLPTは在留資格申請で重要な資料になることがありますが、位置づけは在留資格ごとに異なります。特定技能1号ではN4以上又はJFT-Basicなどが重要になり、日本語教育機関への留学ではN5以上が目安となる場面があります。一方、技人国や身分系在留資格では、JLPTが一律の必須要件になるわけではありません。

11.JLPTと在留資格・就職の関係

JLPTは、日本語能力を示す有力な資料になります。しかし、在留資格の許可はJLPTの結果だけで決まるものではありません。

特定技能、技術・人文知識・国際業務、留学から就労への変更、進学などでは、日本語能力に加えて、試験、学歴、職歴、仕事内容、雇用契約、勤務先資料、経費支弁資料なども確認されます。

実務上の整理:JLPTは「日本語能力を示す資料」の一つです。許可可能性や就職可能性は、個別事情によって異なります。

参考情報

日本で働く・学ぶ予定がある方へ

JLPTは、日本語能力を示す重要な資料の一つです。ただし、在留資格や就職では、日本語力だけでなく、学歴、職歴、仕事内容、雇用契約、勤務先資料、経費支弁資料なども重要です。

日本で働きたい方、特定技能を目指す方、留学から就職を考えている方は、早めに在留資格の条件を確認しましょう。